注文住宅をプランニングする際、車の駐車スペースはあまり検討しないかもしれませんが、二世帯住宅で玄関を分ける場合や複数台の車を想定している場合は、どこに駐車スペースを持ってくるかが実は大変重要です。
この記事でわかること
・真夏は朝から気温も高くて車の運転ができない ・二世帯住宅で玄関位置にあわせて駐車スペースも西側に設置してしまうと後悔 ・東側の隣家が、敷地の西側いっぱいまで家があれば日陰になる ・カーポートを設置する場合は固定資産税と建ぺい率の事前相談を設計士に
朝から太陽の直射日光が車に照らされると暑くて危険
太陽は毎朝必ず東から上り、夕方西へ沈んでいきます
真夏の場合は朝8時頃には気温が30度を超え、直射日光になっていることがざらにあります
その中で太陽のあがってくる東側に車を置いておいてしまうと、ただでさえ気温が暑いのに直射日光で車の中はさらに温度があがってしまいます。
JAFの調査では真夏の炎天下では1時間ほどで50度近くになってしまうとのことです

車を発進させるまで、車内が暑くしばらく車に乗れないことが多く、せっかくお出かけや旅行を計画していても朝から台無しになってしまいます
二世帯住宅や複数台所有の場合で駐車スペースを分ける場合
通常、建築士の設計する住宅であれば日照問題も考慮して駐車スペースを作成してもらえますが、二世帯住宅の場合や車が複数台所有している場合は駐車スペースが分かれる場合があります
特に二世帯住宅の場合は東と西に玄関を分けた場合などで、駐車スペースも同様に東と西で分ける提案をされる場合があるので、東側の駐車スペースが灼熱になってしまわないか一度立ち止まって考えてください
駐車スペースは東側の隣家も考慮に入れる
上記のように、二世帯住宅や複数台所有の場合で、東側に駐車スペースを設置するか検討している方は、東側の隣家がどのようになっているかも考慮するとよいです
ほとんどの家は敷地の西側に駐車スペースがありますが、もしも敷地の西側いっぱいまで家が来ている場合は、こちら側に日陰ができるため東側に駐車スペースを設置してもよさそうです
隣家に期待できない場合はカーポートで屋根を
東側に設置せざるを得ない場合で、かつ隣家の日陰も期待できない場合は、カーポートの設置を検討したほうがよいです
カーポートは固定資産税がかかってしまう場合がある
カーポートは設置の種類によって固定資産税がかかる場合があるので、注意をしましょう
「屋根があり、3方向以上が壁で囲われている」「基礎等で地面に固定されている」「居住、作業、貯蔵等に利用できる状態にあること」という3つの条件を満たしているカーポートを設置した場合には固定資産税がかかってしまいます
カーポートは建ぺい率に含まれてしまう場合がある
カーポートは建築物となるため、建ぺい率計算のときに建築物の面積に含みます。そのため、カーポートの広さには限りがあります。
ただし、一定条件を満たせば建築面積から排除可能ですので設計士などと相談しましょう
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