iDeCoの入り方と配分する商品の選び方
iDeCoは手数料の安い金融機関で申込みするのが鉄則
iDeCoを申込むには、まず「iDeCo 手数料 比較」などで検索してください。
10社以上の金融機関が最安値横並びの手数料で表示されると思います。
その最安値の中に、自分の保有している銀行口座・証券口座があれば、まずはそこでiDeCoの資料請求をしましょう。
iDeCoに加入したらどの商品を選べばよいのか
取り扱う商品は申込む金融機関によって異なりますが、
どこで申込んだとしても、選ぶものは信託報酬が安い株式がおすすめです。
ちなみに、私は海外株式を100%振り分けております。
関連記事確定拠出年金は海外株式100%にする理由
掛け金の支払い方法はどのように設定するのがよいか
掛け金は年払いがおすすめ
掛け金の拠出方法は、年1回払いがおすすめ。
iDeCoは掛け金を払うたびに手数料が発生してしまうため、極力拠出する回数を少なくすることをおすすめします。
すでにiDeCoに加入している方で、現在毎月掛け金を拠出する設定にしてしまっている人も、年1回払いに変更することが可能ですので、加入している金融機関に問い合わせをしてみてください。
年払いだとドルコスト平均法が使えない?
ドルコスト平均法とは、一度に購入せず資金を分散して投資する方法のことなのですが、40年という長いスパンで考えれば、年払いでもドルコスト平均法に則っていると言えなくもないです。
確実なコストを避ける方が賢明
年払いについては「ドルコスト平均法が使えない」と反対する人もおりますが、そんなことを考えるよりも”手数料”という確実な損失を避けることのほうが優先順位は高いと思います。
2022年度法改正で一部の方は年払いができなくなった
2022年10月の制度改正により、加入者ごとに企業型DCとiDeCoの掛け金を合算した管理を実施することになります。
そのため、企業型DCと併用されている方は、iDeCoの拠出限度額の管理上、iDeCoの掛け金を必ず毎月定額で納付しなければならなくなります。
本来は、手数料を抑えるために年に1回の払込だけにしたいところですが、企業型DCと併用している方は2022年までしかこの方法はできなくなってしまいました。
※企業型DCに加入しておらずiDeCo単独加入の方は引き続き年払いが可能
2022年度法改正でiDeCoかマッチング拠出を選べるようになった
2022年9月以前は、マッチング拠出制度が会社にあるというだけでiDeCoに加入できませんでした。
しかし、2022年10月の法改正によって、マッチング拠出制度のある企業に務めている方であっても、マッチング拠出を利用していなければiDeCoに加入できるようになりました。
マッチング拠出とは
マッチング拠出とは会社が拠出している企業型DCに、自腹で掛け金を上乗せできる制度です。
掛け金は給与天引きで、その全額が所得控除になる節税効果がありますが、もちろん導入している企業とそうでない企業があります。
このマッチング拠出制度を導入している企業に務めている時点でiDeCoには加入できません。
iDeCoではなくマッチング拠出を利用したほうが良い
マッチング拠出制度があるのにあえてiDeCoにする理由はあまりないと思っております。口座が増えることにより管理が大変になることや手数料が増えることなどがあげられます。
iDeCoを利用することによる金融機関側のメリットがない限り、マッチング拠出がある企業に務めている方は素直にマッチング拠出を行うことをおすすめします。
老後まで引き出せないので注意
iDeCoにしてもマッチング拠出にしても年金と同じで老後まで引き出せません。
現在カツカツの生活をしている人や、新生活を始めたばかりで月々の収支が不明という方は特に注意が必要です。