長期優良住宅が良い
税制・金銭面では年収3,000万円以下か?フラット35を組む予定か?など、いくつかの前提と計算が必要ですが、「耐震性・省エネ・劣化対策」など、住居環境としてのメリットを加えれば多くの方に長期優良住宅はおすすめです。
長期優良住宅とは
長期優良住宅は国土交通省が定める、長期に使用するための構造及び設備を有している住宅のことです。
長期優良住宅とは | 長期優良住宅について | 長期優良住宅[評価協会]
住宅性能評価機関等連絡協議会のWebサイトです。
長期優良住宅のメリット
長期優良住宅には以下のようなメリットがあります。
- 住宅ローン控除金額の拡大
- 固定資産税軽減
- 登録免許税軽減
- 不動産取得税軽減
- フラット35金利引下げ
- その他(補助金、地震保険料割引など)
長期優良住宅にした場合もお得額を計算してみる
5,000万円の戸建てをフラット35で購入した場合で計算してみると、以下のように長期優良住宅のほうがそうでない住宅よりも約200万円お得になります。
- 住宅ローン控除:長期優良住宅は約40万円多く還付
- 登録免許税:長期優良住宅は1万円安い
- 不動産取得税:長期優良住宅は3万円安い
- 固定資産税:長期優良住宅は28万円安い
- フラット35返済総額:長期優良住宅は約120万円安い
※前提の計算式:戸建て住宅5,000万円を35年ローンのフラット35(金利1.25%を当初10年0.25%引下げ)で組み、固定資産税評価額は5年間2,000万円で評価替えなし。
長期優良住宅の申請
長期優良住宅の申請にかかる費用
ハウスメーカーや工務店が代行申請した場合、手数料が上乗せされても10万〜30万円程度です。
もし注文住宅の標準仕様で長期優良住宅の基準に達しない場合は、仕様変更のために別途費用は発生しますのでご注意ください。
着工前までに申請が必要
認定を申請できるのは「建築しようとする者」であることから、建築工事に着手する前に申請する必要で、着工後に申請を取り下げて再度申請することはできないので注意が必要です。
東京都のホームページにわかりやすいフローが載っておりますので紹介しておきます。
新築する住宅について長期優良住宅の認定申請をする場合 | 東京都住宅政策本部