住宅ローンを変動金利にするか固定金利にするか悩みますよね。
この記事を読めば以下のことがわかると思います。
・固定金利のほうが返済金額が増える ・固定金利より変動金利のほうが借入額を増やせる ・借入額を増やす理由だけで変動金利を選ぶのは良くない
住宅ローンの審査は返済負担率が最重要
住宅ローンの審査で重要視されているもの
そもそも、住宅ローン審査で最も重要度が増しているのは何か(何を見ているか)というと、
返済負担率です。
返済負担率とは?
返済比率とも言われ、以下の計算式で算出します。
年間のローン返済額÷年収
返済負担率と借入上限
返済負担率をもとに借り入れ上限を決めている
金融機関は、この返済負担率を参考に、「この人には○○万円まで貸せる」といった借入額の上限を決めています。
フラット35は返済負担率を公開している
例えばフラット35では、年収400万円以上の人は返済負担率35%以下でないとローンを組めないことを公表しています。
借入上限がなぜ増えるか
変動金利のほうが借入上限が上がるロジックは以下のようになります。
①返済負担率は当初金利をもとに計算する
②変動金利のほうが金利は低い
③金利が低いほうが返済額は少ない
④返済額が少ないと返済負担率は低くなる
⑤返済負担率が低いと借入上限があがる
※実際の審査はもっと複雑です。
身の丈にあった借入額で
「固定金利では借入できないけど、変動金利なら借入できる」
こういった方は、金利が上昇した時に返済できなくなる可能性も。
借りられる額と返せる額はイコールではありません。
借入可能額を増やす理由だけで変動金利を選択するのはオススメしません。